資産運用には「これが正解!」というのは、残念ながらありません。
お金の使用目的やその人の考え方によって運用プランは変わってきます。
利用する投資信託も人により異なります。
今回の1000万は60歳までの22年間運用できるわけですから、物価の上昇に
対応できなければ、お金の価値を大きく目減りさせることになります。
10年以上の運用であれば、債券と株式を取り入れた国際分散投資が良いでしょう。
はじめての場合「債券」「株式」と聞くとやっぱり「危ない!?」と思われるかもしれま
せんので、必ず債券や株式の性質を良く教えてもらい、理解の上始めることです。
現在、国際分散投資を手軽にできる代表的な商品が、投資信託と変額年金です。
銀行の勧める海外債券ファンドは一般に手数料が高めです。
償還まで保有すると原則元本が返還され、かつ、主要国の国債に分散投資されている
ことから、売る側も買う側も、漠然と株式ファンドよりも安心、値動きが少ないと思い
がちです。しかし、それは少し違います。
海外債券ファンドは、為替の影響を受けるため、短期間に大きく価格が上下します。
長期運用の場合は、債券だけでなく、株式など債券の動きと異なる資産を組み合せて
運用プランを立てることが良いでしょう。
証券会社で勧められたファンドは、おそらくバランスファンドです。
投資先がどのようになっているかで運用の結果が大きく異なります。バランスファンドは、
コストが高いので、自分で複数の投資信託を組み合せた方が良いでしょう。
FPが勧めた変額年金保険ですが、変額年金の選択はとても難しいと言えます。
変額年金は、保障として受取れる性質を持つため、相続対策などに用いるとメリットが
あります。しかし、運用のみを目的に選択する場合は、極めて難しいと言えます。
ちなみに、金融機関の扱う変額年金は手数料が高すぎるため、購入はよく検討した方
が良いでしょう。私が調べる限りでは、運用に使用できるのは、S保険会社の変額年金
だけではないかと思います。
今回の件ですが、債券が良い、株式が良い、変額が良い、と言うことでなく、
動きの異なる資産を組み合わせ、その中でもコストの安いものを組み合せることです。
また、運用は、コストよりもメンテナンスが大切です。それぞれ購入後は、どのように
メンテナンスを行い、継続的に対応してもらえるよく確認しましょう。