投資信託の学習帳

投資信託は資産形成にもとても良い手段です。ただし、投資のルールをしっかり理解していることが前提です。

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ここでは、誰も教えてくれない、投資の基本の基本、投資の本質を学習、情報収集しましょう。

資産運用における失敗 その1  投資対象・商品を選択絞り込む


資産運用をギャンブルと理解する日本人。


<このような購入動機で資産が殖えるなら苦労はない!>

① 人気投資信託、お勧め投資信託、売れ筋投資信託から選んで購入する。
② FPや販売員の推奨ファンドを購入する。
③ 知人が儲かった投資信託を購入する。
④ 過去の実績が良い投資信託を購入する。

資産運用は、上昇しそうな商品を探すことを最優先し、また、その商品を購入すれば資産形成の成功に繋がると考えていることが少なくありません。 しかし、今までこのような方法で満足のいく結果が得られた事がありますか?

例えば、性能の良い車を購入しても、乗り心地が良いかどうかは別の話。
スピードの速いF1マシンが必ずしもレースで優勝するわけではありません。
イチローのバットを使えば、首位打者になれるわけでもありません。

つまり、人気投資信託、売れ筋投資信託、プロの推奨ファンド、過去の実績の良いファンドを購入しても、資産が殖えるかどうかは別の話なのです。
資産運用において、商品選択の重要度は「ほんの数%」・・・それほど高いものではありません。

資産運用は、商品が結果を左右するのではなく、購入後の運用方針、保有方法、メンテナンス方法で決まってくるのです。



資産運用における失敗 その2  安く買って高く売ることに執着する


「安く買って高く売る」ために常に投資タイミングを探している


<当たるも八卦、当たらぬも八卦!>

① 株式・為替の安値で買い、高値で売るというタイミングが重要と考えている。
② 円高を理由に、外貨預金や外貨MMFを始める。
③ 株価や為替が値下がりはじめると不安になり売却する。
④ 株価や為替が値上がりはじめると安心して買い始める。
⑤ ニュースを見て判断する。

「今が買い!」「今が売り!」
しかし、そのタイミングは、必ずしも良い結果に繋がるとはいえません。
「当たるかもしれないけど、ハズレるかもしれません」
「当て続けなければ、大切な資産を守れない」・・・ギャンブルと変わりありません。

人間は、心理学的にみても十分な訓練(教育)を受けないと損する生き物のようです・・・。
「人間は同額の利益から得る満足よりも、損失から受ける苦痛の方が大きく感じる」ようです。
つまり、「利益が出ると小心になりすぐに利益を確保し、損失が発生すると大胆になり、リスクをとりにいきますが、結果的には心理的苦痛を回避するために損切りする」ようです。



資産運用における失敗 その3  専門家や雑誌などの意見を参考にする


運用のプロや専門家、評論家などの意見を参考にする


<明日の事は、例えプロでもわからない!>

① 専門家の景気見通しを参考にする。
② 自分の相場観を頼りにする。
③ 知人の意見を参考にする。
④ 格付会社が選んだ優秀ファンドを購入する。

専門家やアナリストは、テレビや雑誌などで、最もそうであるかのように有望銘柄を語ります。
しかし、研究に研究を重ね選択しているものだから、ついつい真実味が出てきてしまうのも事実です。(私たちもついつい、「うんうん、そうなんだ」と納得してしまうことも・・・)
結果はどうでしょう。「ハズレ」てしまうことは避けられません。
未来、将来の事を確実に当て続けることは誰にもできないのです。
素人の方は、プロの意見は参考になると思われるでしょうが、残念ながら、そのようなことはありません。

アメリカではこんな実験結果も!
新聞の株式欄にダーツを投げ込んで選んだ銘柄も、アナリストが研究して選んだ銘柄も運用結果は変わらなかったという実験結果もでているそうです。

自分の考えや他人の意見を参考にするのでは資産は殖えないということです!!



資産運用における失敗 その4  気分、思いつき、思い込みで行う


気分、思いつき、思い込みで行う


<一貫性が保てない。計画挫折は当たり前>

① 長期投資でスタートしたのに、上昇したから1ヶ月で売却した。
② 上昇時、下落時に慌てて購入または売却する
③ 「やっぱりあの時・・・」と後悔しながら思いつきで売買する。
④ そもそも資産形成プランもなく始める。
⑤ 一喜一憂する

資産形成は
「金融の正しい知識」、「金融を正しく理解させてくれる担当者」、「自分の運用ニーズ」、「投資先へのアプローチ」、「コスト」、
「運用中の考え方」、「アドバイザーの存在」、「投資行動」・・・・・などなどなど、

すべてをバランスよく吸収し、長期投資、資産形成が可能になるのです。

「できるだけコストを安く!」
「どうすれば損しないか!」
「どうすれば得するか!」
「どうすれば、無駄なコスト掛けずに済むか!」

そんな目先の収益ばかりを追求した考えで、資産が殖えるほど甘いものではありません。

時には、近道を探さず遠回りをすることで、大切なことに気づくこともあると思います。


米国に有名な投資信託があります

設定当初の1963年に100万ドルを投資した人は、1999年末に17億ドル(1700倍になった計算になります。)
特に1980年~92年の間は年率 複利収益率29%という驚異的な運用成績を記録しました。 これだけ上昇率の良い高い投資信託なら、投資した人のほとんどが儲けたと思いますよね。

しかし、意外なことにこのファンドの保有者の多くは損をしたというのです。

実は保有者の多くは上昇時に購入し、一時的な下落時にパニックに陥り売却してしまったそうです。


ファンドの平均保有期間は、僅か7ヶ月だったそうです

タイミングを無視して『実行できるか』 どんな場面でも『じっと待てるか』が、資産を殖やす鍵となるのでしょう。 長期資産形成では「継続は本当に力なり」です。



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